実話をもとに描く、優しさに満ちた希望と再生の物語
あなたの大切な人が認知症になったら? あるいは、あなた自身が認知症になったら?
39歳で認知症と診断されながら、10年後の現在も会社勤務を続けつつ、認知症本人のための相談窓口の活動や自身の経験を語る講演などを行っている丹野智文さん。本作は、認知症とともに笑顔で生きる丹野智文さんの実話に基づく物語。
「認知症になったら人生終わり」なんかじゃない
介護の世界を描き、13万人以上の人々に感動を伝え続けている映画『ケアニン』シリーズ――『ケアニン~あなたでよかった~』(17)、『ピア~まちをつなぐもの~』(19)、『ケアニン~こころに咲く花~』(20)。本作はその製作スタッフによる最新作です。日本では認知症のシンボルカラーとして使われるオレンジ色。本作のタイトル「オレンジ・ランプ」は、“小さな灯でも、みんなで灯せば世界はこんなにも明るくなる”という、認知症になっても安心して暮らせる社会づくりを象徴します。そしてそんな社会づくりに本作が繋がるようにという願いがこのタイトルには込められました。
私達は、「認知症になったら終わり」という偏見を捨て、「認知症になっても人生を諦めなくていい」ことを実感し、そのための手立てを見出していく。認知症であることをオープンにする意義や、仕事や日常生活を続けるための工夫。「自分で出来ることは自分でしたい。困った時だけ助けてほしい」といった気持ちを伝える勇気。そして、気持ちを伝え合うことによって家族や職場と見出していく、より良い大らかな環境。また、誰にとっても大切なのは、辛い時には周りを頼っていいのだということ・・・。
認知症本人や家族が、認知症とどのように向き合えば笑顔で生きられるのか。認知症になっても安心して暮らせる社会とは? その一つの指標となり得る本作は、年齢を重ねていく全ての人がより良く生きるためのヒントにも満ちています。
妻・真央や二人の娘と暮らす39歳の只野晃一は、充実した日々を送るカーディーラーのトップ営業マン。そんな彼に、顧客の名前を忘れるなどの異変が訪れる。下された診断は、「若年性アルツハイマー型認知症」。驚き、戸惑い、不安に押しつぶされていく晃一は、とうとう退社も決意する。心配のあまり何でもしてあげようとする真央。しかし、ある出会いがきっかけで二人の意識が変わる。「人生を諦めなくていい」と気づいた彼ら夫婦を取り巻く世界が変わっていく・・・。
貫地谷しほり 和田正人
伊嵜充則 山田雅人 赤間麻里子 赤井英和 中尾ミエ
監督:三原光尋 企画・脚本・プロデュース:山国秀幸 脚本:金杉弘子 音楽:宮﨑道
主題歌:THE CHARM PARK「セルフノート」 原作:山国秀幸「オレンジ・ランプ」(幻冬舎文庫)
企画協力:丹野智文 推薦:厚生労働省 文部科学省選定作品
製作:「オレンジ・ランプ」製作委員会(ワンダーラボラトリー/JR西日本コミュニケーションズ/アイ・ピー・アイ/ギャガ/朝日放送テレビ/朝日新聞社)
上映時間:100分 ©2022「オレンジ・ランプ」製作委員会
下記フォームよりお問い合わせください。
上映会終了後、当日の鑑賞者人数をご報告いただき、そちらに基づきご請求書を発行させていただきます。その後、お振込みという流れになります。
上映会でのチラシやポスターなど宣材物の発注に関しましては、以下の二種類の方法をお選びいただけます。
①枚数を指定して買い取り
②無料でのデータ転送
チラシ(両面カラー/B5サイズ=182mm×257mm)
100枚
550円
ポスター(B2サイズ515mm×728mm)
1枚
440円
注意事項
①枚数を指定して買い取りり
上映会の日時や場所、料金などの開催情報は、お送りする宣材物に主催者様側で追加していただきます。(手書きや印鑑、部分印刷 などが必要となります。)
別途、配送ごとに550円(税込)の送料がかかります。
②無料でのデータ転送(メールにてお届け)
お申込後に宣材物のオリジナル・データ(アドビ・イラストレータおよびPDF・JPEG)をお渡しいたしますので、主催者様側で開催場所や日時、鑑賞料などの追加・およびデザインの追加・修正・削除および印刷を行っていただき、告知・宣伝にご利用いただく事になります。
小説では認知症本人の夫・只野晃一と、妻・真央それぞれの視点から物語が交互に描かれており、各登場人物の心情や背景などが、映画とは異なるアプローチで描写されています。
また、晃一以外の認知症ご本人も多数登場し、映画では描かれていないエピソードも綴られています。「認知症」と診断されても普段通りに暮らされているご本人たちへの丹念な取材を基に描かれた本作は、ご本人はもちろん、ご家族や周りの方々にも、勇気や希望を感じていただけるはずです。夫婦の希望と再生の物語であり、「認知症」を前向きに描いた小説となっています。
巻末には本作のモデルとなった丹野智文さんによる解説も掲載されています。
ご希望により、上映会当日にゲストをお呼びすることが可能です。
◆本作の企画・脚本・プロデュース:山国秀幸
※講演テーマ(例)
・映画づくりで僕が学んだ”認知症”のこと
・介護や認知症をテーマにした映画を作りつづける理由 など
◆監督:三原光尋